彫金をもう随分長いことやっています。 長続きしているのは、いつまで経っても金属が全然言うことを聞いてくれないからではないかと思っています(^_^;)
写真は、紋をピンバッジに…という注文をいただいて作った作品です。できたてのホヤホヤで〜す(^o^)丿
今回は"打ち出し"という技法を使いました。 膨らませた銀板に底板となる銀板を貼り付けて作るので、中空で仕上がりが軽いのが特徴です。銀板をなまし(火をかけて金属をやわらかくすること)、タガネを使って裏からたたいて膨らましたり、逆に表から押さえ込んだり…を何度も繰り返して形を作っていきます。
金属を加工する時って一発勝負で決まってしまうことが多いので気が抜けないのですが、その中で、"打ち出し"は行ったり来たりやり直しが効くので、なんかしらん性に合っているような気がします。
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2004年2月2日(月)
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